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ITPの診断と検査

ITP ITP ITP

ITPの診断

ITPに特有の症状や検査値異常はありません。血小板の数が減る病気はITPの他にも色々あるので、詳しい検査を行って原因となるような病気が他にないことが確認できれば、ITPと診断されます1)


  1. 厚生労働省難治性疾患政策研究事業 血液凝固異常症等に関する研究班「ITP 診断参照ガイド」作成委員会. 臨床血液 2023; 64: 1245-1257

ITP以外の病気を除外するための主な検査

● 医師による診察

問診では、出血の有無などを確認していきます。

問診で確認する主な内容1,2)

  • 点状・斑状にみえる皮膚の出血(紫斑)の有無
  • 出血症状が出る前のワクチン接種の有無
  • 服用しているお薬
  • 最近、感染症にかかったかどうかの有無
  • 合併症や家族歴

 

など

● 血液検査

血液を採取して血小板数を確認するとともに、別の異常がないか確認します。ITPでは、血小板数の減少がみられますが、赤血球、白血球は正常です1)

● 骨髄検査

骨髄[こつずい]検査は、ITP以外の病気でないことを判断するために行う場合があります。
骨髄検査では、血液をつくっている骨髄の状態を調べます。検査では、腰の骨から骨髄液や骨髄組織を採取します1)


  1. 厚生労働省難治性疾患政策研究事業 血液凝固異常症等に関する研究班「ITP 診断参照ガイド」作成委員会. 臨床血液 2023; 64: 1245-1257
  2. 難病情報センター. 病気の解説(一般利用者向け) 特発性血小板減少性紫斑病(指定難病63)(https://www.nanbyou.or.jp/entry/157)(2024年6月時点)